にふじのブログ

わたしの「根っこ」

幸せを比べる母

マリーゴールドの花言葉、嫉妬

 

母のすぐ上の兄は大学まで出て、結婚し、その子供である私の従姉妹2人は結婚し割に裕福な生活を送っているそうです。

 

そして叔父は、義理の息子からお小遣いやスマホの料金まで支払ってもらうなど生活の援助をしてもらっていると言っていました。

 

ただ、叔父はその代わりにまだ幼い孫たちの送り迎えなどをして、娘や、義理の息子が忙しい時には一緒に遊んであげたりもしているそうです。

 

 

 

聞くところによるとこの叔父という人は、容量が良くてお調子者で、でもどこか憎めないような人だったようです。

 

実際この叔父は会社のお金を横領し、ギャンブルにつぎ込んだ過去があります。

 

金額は数百万単位だったそうです。

 

結局、叔父は一番上の兄から借金をし会社に返済はしたようです。

 

会社の方としても叔父なら仕方ないか、と内々に片付けてくれたようです。

 

 

 

そして叔父は夏休みになると自分の子供たちを実家に預けていたようでした。

 

どういう経緯で、どれくらいの期間なのかはわかりませんが毎年そのようにしていたそうです。

 

二人の従姉妹たちは自然の多い母の実家でのびのび遊んでいたようです。

 

 

 

母の言い分としてはこうでした。

 

自分は中学までしか行っていないのに、兄だけが大学に行っていてずるい。

 

娘二人もいい所に嫁いでいてずるい。

 

自分はお金も借りずに貧しい生活をしているのに、実兄に借金をしてそのお金を今だに返していないことがずるい。

 

そして自分は私たち兄妹を預けていないのに、自分だけが預けるなんてずるい。

 

 

 

この話は成人した後に聞いた話ですが、「ずるい、兄はずるい」と私にしきりに言っていました。

 

特に私たち兄妹を実家に預けなかったことをとても悔しがっていました。

 

兄が自分の子供を預けていることを知っていたのなら自分だって預けた。

 

そんなふうに言っていました。

 

 

 

どうやら私たち兄妹は完全にお荷物だったようです。

 

 

いくら私が大人になっているとはいえ、自分の子供にこんなことを言うなんてとても母らしくて無神経だなと改めて思いました。